映画

ヒュー・グラントという愉しみ

デヴィッド・カーターは『はじめての戯曲 戯曲の書き方レッスン』(2003・ブロンズ新社)において、プロタゴニスト(主人公)に「障害があっけなく乗り越えられてしまう」こと、「観客の緊張感を高めて興味を引きつけておけるだけの困難さが伴っていない」こ…

たぶんヒュー・グラントが好きだ

『ラブソングができるまで』(2007・アメリカ)を見た。ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ヘイリー・ベネット出演、マーク・ローレンス監督。原題は『Music and Lyrics』で、「ラブソング」も「できるまで」もどこにも出てこないわけだが、そのへんは…

暗いテーマに暗い曲調が合うとは限らない

『シー・オブ・ラブ』(1989・アメリカ)を見た。アル・パチーノ、エレン・バーキン、ジョン・グッドマン出演。監督はハロルド・ベッカー。 3分半に及ぶラストシーンをくりかえし見たくなる。このラストシーンに関しては、日中、歩道での撮影中、一般の通行…